JVCケンウッドは、「ケンウッド」ブランドから記録・通信型アルコール検知器「CAX―AD300」を発売した。スマートフォンと連携し、運転者がアルコール濃度を測った結果を測定者と管理者のパソコンに自動送信する。道路交通法の改正により、自家用車(白ナンバー)を社用車として使う事業者も安全運転管理者による運転者の酒気帯びの有無の確認や記録が義務化された。通信で利便性を高めた新製品により、こうした新たな需要を獲得していく構えだ。

 新製品は高精度の電気化学式ガスセンサーを採用し、アルコール以外の成分に干渉されにくい反応精度を実現した。「ブルートゥース」による通信でスマホと連携し、測定結果に加え、測定者の顔写真も撮影して、管理者に送ることができる。管理用の無料ソフトウエアも用意しており、運転者ごとの履歴管理も行える。

 今後、センサーの寿命で使用できなくなった機器を回収し、整備をするメンテナンスサービスも開始する予定だ。

 価格はオープン。