ステランティスジャパン(ポンタス・ヘグストロム社長、東京都港区)は29日、シトロエンブランドの新型車「C5X」を発表した。セダンやステーションワゴン、SUVの要素を取り入れたクロスオーバータイプとして、同ブランドの旗艦モデルに位置付ける。プラグインハイブリッド車(PHV)とガソリン車をラインアップし、10月1日から発売する。

 フロントデザインは、シトロエンブランドとして統一感を持たせた。ボディーサイズは全長4805ミリメートル、全幅1865ミリメートル、全高1490ミリメートルでDセグメントに位置する。

 PHVモデルは、エンジンとモーターを合わせた最高出力225馬力で最大トルク360ニュートンメートル、燃費は17.3キロメートル/リットル(WLTCモード)。12.4キロワット時のリチウムイオンバッテリーを搭載し、電気自動車(EV)走行可能距離は65キロメートル(WLTCモード)の性能を持たせた。ガソリンエンジンは、排気量1.6リットルのターボチャージャー付きを搭載する。新開発の「アドバンスドコンフォートアクティブサスペンション」を採用し、シトロエン伝統の乗り心地をさらに進化させた。

 価格は484万円から636万円(消費税込み)。