ソフトウェア・アプリ開発を手掛けるパイ・アール(安田功社長、大阪市中央区)のクラウド型アルコールチェックシステム「Alkiller+(アルキラーPlus)」は、自動化による管理効率と安全意識の向上を図ることで高い支持を受けている。発売から12年で航空業界、ビール会社、製薬会社などで導入実績があり、利用継続率は99.5%と多くの企業で長く使われ続けている。

 同システムはアルコール検知の結果を日時、位置情報、検知写真とともに自動的にクラウドに送信し、クラウドで保存したデータは2年間保持される。また、アルコール検知で有反応の検知結果がクラウドに届くと、管理者にメール送信する機能もあるため、スマートフォン(スマホ)への通知が可能だ。このほか、「Microsoft Teams(マイクロソフト チームズ)」や「LINEWORKS(ラインワークス)」など企業向けのコミュニケーションツールにも通知できるため、社内の情報共有にも最適だ。今後は、他のチャットツールとの連携も予定している。無償オートメンテナンスも同システムの大きな特徴だ。同システムは同社が交換時期を全て管理しており、交換時期が来たら事前に導入する企業に連絡し、新しい機器を無料で提供して古い機器を返送する。

 同システムの初期費用は、モバイル型のサービス登録料が1万2千円/台で、サービス月額利用料は1千円、据置型のサービス登録料は4万5千円/台で、サービス月額利用料は3千円/台。管理アカウント料はともに1IDで2万円。