日本製鉄は16日、名古屋製鉄所第3高炉を8月末に再稼働すると発表した。今年1月から6月にかけて改修のため、休止していたが、その後、自動車向け鋼材需要などが低迷していることから再稼働の時期を延期していた。

 半導体不足などを背景に今後も「自動車については不透明感が強い」(森高弘副社長)とみているが、国内外の鉄鋼需要動向の変化に対して迅速に対応するため再稼働を決めた。