日本電産は、インドのニムラナ工場に第2棟を新設すると発表した。30㌔㍗以下の電動バイク向け駆動用モーターや小型電気自動車(EV)向けトラクションモーターを生産する。2023年7月に竣工する予定で、電動バイク向けモーターを月間6万個以上生産する。

 ニムラナ工場では現在、エンジンクーリングモーターをはじめ、車載と家電、商業・産業用のモーターを生産している。8月から電動バイク向けモーターの製造も開始しており、第2棟の新設後は生産を移管する予定。将来的には、インドなどで需要が見込まれる小型EV向けの駆動用モーターも製造する。

 電動二輪車の世界販売台数は2030年には1300万台と、20年に比べ1千万台以上増加する見通しで、市場の大幅成長が見込まれる。同社グループでは、25年度に電動バイク関連事業で売上高1千億円を目指している。