締結式の様子

 ソフトバンクの子会社で自動運転サービスを手がけるボードリーは、JR・小松駅と小松空港間で2024年に自動運転バスによる定期運行を目指すと発表した。同年に北陸新幹線の小松駅が開業する予定で、駅と空港を自動運転バスで結ぶことで、来訪者の利便性向上と町中への人流拡大を目指す。

 自動運転バスの定期運行に向けて同社とティアフォー(武田一哉代表、名古屋市中村区)、アイサンテクノロジー(加藤淳社長、名古屋市中区)、損害保険ジャパンが小松市と連携協定を締結した。24年までに自動運転レベル2(高度な運転支援)またはレベル3(システムの要請に応じて手動運転)での運行を目指す。また、25年以降、レベル4(限定地域での完全自動運転)での運行も視野に入れる。

 プロジェクト全体の進行管理や遠隔監視システムの構築などをボードリーが担う。ティアフォーが車両と自動運転システムの提供、アイサンテクノロジーが高精度3Dマップの作成、損害保険ジャパンがリスクアセスメントなど、安全に関して支援する。