伊ランボルギーニは、2022年上期(1~6月)の販売台数、売上高、利益率が半期として過去最高になったと発表した。世界市場での販売台数は前年同期比4・9%増の5090台となり、売上高は13億3200万ユーロ(約1800億円)で同30・6%増だった。また、営業利益は同69・6%増の4億2500万ユーロとなり、営業利益率は31・9%(前年同期は24・6%)となった。

 ステファン・ヴィンケルマン最高経営責任者(CEO)は「地政学的な情勢により不透明な状況が続いているが、優れた結果を残して上期を終えることができた。今後の見通しも良好で、23年に生産予定のすべての商品がすでに完売になった」と述べた。

 ランボルギーニが事業展開する米州、アジア太平洋、欧州・中東・アフリカでの販売割合はそれぞれ34%、25%、41%だった。国別販売台数ではトップが米国で1521台、次に中国・香港・マカオの576台、ドイツの468台、英国の440台、中東の282台と続く。モデル別ではSUV「ウルス」が全体の61%を占め、スポーツカーの「ウラカン」および「アヴェンタドール」(アヴェンタドールは生産終了予定)が39%となっている。今後、年末にかけてウルスの2モデルとウラカン1モデルの3つの新モデルを発表する予定としている。