日野自動車が少なくとも2003年以降の約20年にわたってエンジン認証にかかわる不正を行っていたことが明らかになった。背景にあったのは成長を追い求める中で、現場の声なき声を吸い上げる企業風土や仕組みが確立されていなかったことだ。特別調査委員会(榊原一夫委員長)が発表した報告書によると、これまで不正は16年秋以降に行っていたとしていたが、実際は03年…