横浜ゴムは、氷雪性能を重視したトラック・バス用のスタッドレスタイヤの新製品「905W」を9月に発売すると発表した。先代の「ZEN903ZW」の後継モデルとなる。同モデルに比べて制動性能を氷上で8%、雪上で5%を引き上げ、安全性を高めた。また、長寿命化も図っており、商用車に求められる経済性にも配慮した設計となっている。

 新製品は凍結路や積雪路での安定性と、耐摩耗性能を両立する「ワイドトレッドデザイン」を採用。ブロックの倒れ込みを抑制する3次元(3D)形状の「ピラミッドサイプ」と、路面への食い付きや吸水性を高める「高密度サイプレイアウト」となっている。また、石噛みによる損傷を防ぐ「新ストーンイジェクトグルーブ」や偏摩耗を抑制する「千鳥ブロックレイアウト」も搭載した。

 全12サイズを展開し、価格はオープン。