富士スピードウェイホテルのイメージ

 トヨタ不動産(山村知秀社長、名古屋市中村区)は、富士スピードウェイ(静岡県小山町)の隣接地に開発中の複合施設「富士モータースポーツフォレスト」内に10月7日、「富士スピードウェイホテル」と「富士モータースポーツミュージアム」を開業すると発表した。7日からホテルの宿泊予約の受付を開始し、開業記念宿泊プランを用意した。

 同ホテルはハイアットのコレクションブランド「アンバウンドコレクションbyハイアット」の日本初上陸となり、トヨタ不動産とハイアットの運営受託契約により、トヨタ不動産が所有・経営し、ハイアットが運営する。富士スピードウェイの最終コーナーからホームストレートを見渡せる客室など「これまでにないアングルでモータースポーツを楽しめる」(吉川源太総支配人)という。

 ホテル棟の1、2階にオープンする富士モータースポーツミュージアムは、トヨタ博物館(愛知県長久手市)が監修するミュージアムで、約130年にわたるモータースポーツの歴史を貴重な車両の展示でたどる。「モータースポーツがクルマを鍛え、進化させた熱い歴史をたどる」をコンセプトとし、布垣直昭トヨタ博物館館長がミュージアムの館長を兼任する。