ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン、クリスチャン・ヴィードマン社長、東京都港区)は、旗艦セダン「7シリーズ」を7年ぶりに全面改良して発売した。納車開始は10月以降を予定する。7シリーズとして初の電気自動車(EV)を設定。マイルドハイブリッドシステムを搭載するガソリンエンジン車とディーゼルエンジン車もラインアップした。

 EVの「i7」は最高出力190㌔㍗のモーターを前輪に、同230㌔㍗のモーターを後輪に配置した四輪駆動システムを採用。システム総合では最高出力400㌔㍗、最大トルク745ニュートン㍍を発生する。容量101.7㌔㍗時のリチウムイオン電池を搭載し、最長航続距離は600㌔㍍(欧州値)。チャデモ規格の150㌔㍗急速充電に対応する。

 ガソリン車とディーゼル車はいずれも排気量3.0㍑の直列6気筒ターボエンジンに、8段自動変速機と48㌾のマイルドハイブリッドシステムを組み合わせる。

 外装はBMW車の特徴となる「キドニーグリル」を踏襲した。内装では画面サイズが12.3㌅のメーターパネルと14.9㌅の操作部を一体化した湾曲型のディスプレーを採用。後席には世界初となる31㌅のタッチスクリーンディスプレーやサラウンドサウンドシステムなどを組み合わせた「BMWシアタースクリーン」を搭載した。

 価格は1460万円(消費税込み)から。