アルプスアルパインは、日本品質保証機構(JQA、小林憲明理事長、東京都千代田区)から日本初のソフトウエアJIS認証を取得したと発表した。自動車分野でもソフトウエアの重要性が高まっていることから、認証を受けることで信頼性向上を図り、自動車メーカーなどが求める品質要求に応えていく。
同社が開発したネットワークプレイヤーアプリ「シェア・トゥー・ケアー」が認証取得した。スマートフォンなどに保管した音楽や動画、画像をWi―Fi通信によってほかのデバイスと共有できる。
車室内での利用も想定している。カメラを使って後部座席に座る子どもを運転席側でモニタリングできるほか、音楽や動画などを運転席側の端末から遠隔操作できる。アプリ配信サービス「グーグルプレイ」で無償提供しており、6月末にはアップルの「アップストア」からも提供する予定。
アルプスアルパインの遠藤浩一常務執行役員は「対外的に安心感のアピールにつながる」と認証取得による事業の拡大に期待感を示した。