厚木工場

 ニッパツ(日本発条)は、モーターコア事業を拡大するため、厚木工場(神奈川県愛川町)の生産能力を増強すると発表した。約50億円を投じて新しい生産棟を建設する。生産能力を増強して、2030年度にはモーターコア事業の売上げを300億円以上に増やす計画。

 新しい生産設備の拡充は、国内外でのモーターコアへの旺盛な需要に対応するもので、新生産棟は23年10月に竣工する予定。稼働後、同工場へ40億円規模の設備投資を順次実施して、生産能力を現在の約3倍にまで引き上げる計画だ。

 同社は電動車両のキーデバイスの一つであるモーターコア事業の拡大を目指し、21年度に「モーター関連ビジネス拡大プロジェクトチーム」を立ち上げた。10年を超えるモーターコアの生産で培った技術を生かして、高精度、高性能、高品質な製品を効率的に大量生産して、事業の拡大を図る。