半導体不足という特殊な状況に置かれた自動車メーカーの前期(2022年3月期)決算は、台数が伸び悩んだにも関わらず売上高、営業利益が大幅に増加する異例の内容だった。通常、メーカーの業績はおおむね販売台数に比例するが、前期はこの方程式が必ずしも当てはまらなかったようだ。成長を台数に依存しがちな自動車産業が転換する契機になるだろうか。乗用車メーカー7社…