技研製作所(森部慎之助社長、高知県高知市)は、超小型モビリティー専用の機械式駐車場「EVエコパーク」を開発したと発表した。駐車中に自動給電する機能を設けており、駐車スペースと充電施設が不足している問題の解決を図る。

 同社によると超小型モビリティ専用駐車場は世界初としている。直径9.5㍍、高さ15㍍の円筒型の建屋に最大40台を収容できる。一般的な平置き駐車場の場合、400平方㍍の用地が必要だが、EVエコパークは約80平方㍍程度の用地で済む。利用者は平均20秒ほどで入出庫が可能という。

 超小型モビリティのコンパクトさを生かせる駐車場や充電施設はほとんど整っていない。同社は今後、カーシェアリングや配送、送迎などの設置後の運用サービスの提供も視野に入れ、スマートシティーなどへの導入を目指す。