東海理化は70年以上に渡り、自動車部品技術を磨いてきた。自動車業界を取り巻く環境の変化は著しく、人の動きや周辺環境を検知することによる自動化機能など、車が持つ機能や価値も多様化している。同社がこれまで培ってきた技術を活かしたインテリジェントコクピットを中心に、さらなる挑戦や価値創出を目指すための最新技術を紹介する。

 インテリジェントコクピットでは、人が車を操作する時代から「人をとらえ、意思を読み取り、人に応える」をコンセプトとし、人の接近を検知して自動でドアが開く電動スイングドアシステムや人の手の動きを検知して自動で近づく電動ディスプレイシステム、おもてなしを実現する透過加飾パネルなどを搭載した次世代を見据えた新たな価値提案をコクピットモックで紹介する。

 このほか、自動車運送業者の過労運転による事故防止を実現すべく、ハンドルに搭載した心電センサにより疲労・眠気を測定し自動車運送事業者へ通知するステアリングカバーシステムと、車内への幼児の置き去りで熱中症や連れ去り防止を実現すべく、ミリ波センサによる呼吸動作を検知する幼児置き去り検知システムなど、ユーザーの安全や安心に貢献するシステムを紹介する。

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http://www.tokai-rika.co.jp/