プライムアースEVエナジー(PEVE、静岡県湖西市)は13日、トヨタ自動車の元執行役員の岡田政道氏が社長に就任する人事を内定したと発表した。北田眞治社長はエグゼクティブアドバイザーに就任する。6月29日開催予定の定時株主総会とその後の取締役会を経て正式に就任する。

 同社は車載向けリチウムイオン電池やニッケル水素電池を手がけている。今回のトップ交代はトヨタグループで自動車の電動化に対応するため、経営基盤の強化を図るのが目的としている。

 岡田政道氏(おかだ・まさみち)1984年3月東京大学工卒後、トヨタ自動車に入社。2014年常務理事・三好・明知工場長、18年常務役員・ユニット系工場担当、19年執行役員・生産企画本部副本部長などを経て、21年チーフプロダクションオフィサー(CPO)・生産本部本部長。22年5月PEVEの理事に就任。1961年5月生まれ、61歳。愛知県出身。