上場している主要な化学メーカー12社の今期(2023年3月期)業績は、価格転嫁が収益確保のカギとなりそうだ。ロシアのウクライナ侵攻もあって原燃料価格が高騰、足元では国産ナフサの基準価格が1㌔㍑当たり8万円を超えている。これらをコスト低減などで吸収するレベルにはなく、各社とも価格改定を今期の最重要課題として取り組む。ただ、競争も激化しており、目論見…