ジョアン・ミル選手

 スズキは12日、2022年末でモトGP(ロードレース世界選手権)への参戦を終了することについて、モトGPを統括するドルナスポーツと協議していると発表した。自動車業界が変革期にある中で、資金や人的資源を新技術の開発に集中させるという。

 スズキは1960年にマン島TTレース(当時は鈴木自動車)に参戦し、二輪モータースポーツ活動を開始。74年にはモトGPの前身である世界グランプリのGP500クラスに日本メーカーとして初参戦した。以降、現在まで7度にわたりシーズンチャンピオンを獲得。直近では20年にジョアン・ミル選手がスズキのライダーとして20年ぶりに優勝した。