トヨタ紡織は安全・環境を前提に快適を追求し、「インテリアスペースクリエイター」として新しい価値の創造を目指している。今回は、同社のコア技術や新価値創造につながる技術、カーボンニュートラルの実現に貢献する環境技術などさまざまな技術・製品を紹介する。

 初出品となる「疲労推定・眠気抑制システム」は走行中のドライバーの眠気や疲労を推定し、眠気を抑制するシステムを搭載したシートカバーだ。材料に傷や割れを生じても自己修復する機能を持たせた植物由来の樹脂である「植物由来の自己修復樹脂材」も今回初めて出品する。

 トヨタ自動車の「ノア」「ヴォクシー」に搭載の「軽々操作ロングスライドレール」も初出品の製品。サイドシートの乗り降りをする際、セカンドシートのシートバックを倒し、前後にスライドさせる力を従来モデルより軽い力で操作を可能にしたロングスライドレールだ。

 さらに、植物材料であるケナフを使用したオフィス家具などの製品や取り組みをブースで紹介する。このほか、ワンモーター式パワーシートや高耐衝撃軽量発泡ドアトリムなどを展示する。また、25~31日開催のオンライン展示でも、今回の展示製品・技術を見ることができる。

トヨタ紡織URL
和文URL:https://aee.online.jsae.or.jp/ja/exhibition/detail.html?id=317
英文URL:https://aee.online.jsae.or.jp/en/exhibition/detail.html?id=317