パテント・リザルト(白山隆社長、東京都文京区)が発表した「電動パワーステアリング」関連技術に関する特許技術の総合ランキング調査で日本精工が1位となった。

 調査は2022年4月1日までに国内の特許庁が公開した電動パワーステアリング関連技術について参入企業の、個別特許の注目度を得点化して特許の質と量から総合的に評価したもの。

 トップの日本精工は「支持強度の高い操舵装置のモータ支持構造」や「より小型化された電動パワーステアリング装置」などの注目度の高い特許を持つ。有効特許件数は703件。2位となった日立アステモは「転動時に発生する走行音が小さい低騒音化を図るボールねじ装置・電動パワーステアリング装置」や「氷結する温度環境下においても性能を維持することが可能な操舵装置」などの特許を持つ。有効特許件数は498件。3位のジェイテクトは有効特許件数が903件と、トップの日本精工を上回った。4位が三菱電機、5位がトヨタ自動車となった。6位以下はデンソーや、ホンダ、ロバート・ボッシュなどがランクインした。