政府は26日、バス、タクシーの運転者の要件を一部緩和する政令を閣議決定した。一定の条件を満たした上で、年齢要件を21歳以上から19歳以上に、運転経験年数要件を3年以上から1年以上にそれぞれ引き下げる。道路交通法改正による第二種運転免許の受験資格見直しを踏まえたもの。5月13日に施行する。

 年齢要件では、道路交通法施行令に規定する若年運転者講習会が未修了の人や、特例取得免許の取り消しを受けた人らは引き下げの対象外とする。運転経験年数要件で1年以上の対象となるのは、道路交通法施行令に規定する教習を修了した人に限る。

 運転者の不足や高齢化が進むバス、タクシー業界では、若年層の雇用拡大を期待する。