豊島区でも運行開始

 WILLER(ウィラー、村瀨茂高代表取締役、大阪市北区)とKDDIの合弁会社Community Mobility(コミュニティ・モビリティ、村瀬氏が社長兼務、東京都目黒区)は、東京都豊島区内で乗り合い輸送新交通「mobi(モビ)」の都内2例目となるサービスを開始と発表した。20日から運行。同区内では昨年10月の運行開始を予定していたが、コロナ禍の影響やタクシー業界の反対で2回延期した。こうした中、タクシー協会関係者らとの協議を経て、道路運送法21条での認可のもと2023年4月18日までの期間限定運行にこぎつけた。

 サービスでは、自宅から2㌔㍍圏内の移動手段を乗り合いワゴン車で提供する。スマートフォンのアプリで配車、乗車ポイントを指定する。高齢者をはじめとした地域住民のほか、エリア内にある高速バスターミナルの利用者など来街者の乗車を見込む。

 利用は30日間の「定額乗り放題プラン」(1人目5千円、同居家族1人追加ごとに500円加算)のほか、都度払い(大人300円、小人150円)で可能。今回から新たに回数券(5回で1400円など)も用意した。

 車両は8人乗り(乗客数)のワンボックス車で、エコリムジン東京が運行。コミュニティ・モビリティが配車アプリをサービスする。