新棟建設後のイメージ

 豊田合成は22日、内外装部品の競争力強化のため、約70億円を投入し瀬戸工場(愛知県瀬戸市)を拡張すると発表した。拡張部分は2023年12月の稼働予定で、入出荷エリアを生産スペースへ変更する建替部分は25年2月稼働予定。

 同工場では主力製品のフロントグリルやバックドアガーニッシュなどを生産する。ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)など多様な自動車の併産が進む中、これらの大型塗装品の生産性向上を図り、市場ニーズに対応する。

 工場内の生産レイアウトを最適化するとともに、高効率な大型成形機や生産工程を一元管理するIoT(モノのインターネット)システムなどを導入。新棟のオール電化により二酸化炭素(CO2)排出削減にも取り組む。