エニカとの連携で若年層の開拓につなげる

 DeNA SOMPOモビリティ(馬場光社長、東京都渋谷区)は18日、カーシェアリングサービス「エニカ」で、アウディジャパン販売(森松司社長、東京都世田谷区)のレンタカー事業「アウディゴー」と提携したと発表した。アウディゴーは4月1日に開始したレンタカーサービスで、最長1カ月まで車両を貸し出すことができるもの。新たにアウディゴーのレンタカー24台をエニカに登録する。カーシェア利用を可能とすることで、短時間利用などユーザーや車両活用の間口を広げる狙いだ。

 両社は2020年7月、アウディジャパン販売のディーラーの試乗車をエニカで貸し出す取り組みを始めている。今回のレンタカー事業での協業は、一連の協業を深化させた格好だ。

 DeNA SOMPOモビリティは今年2月にヒョンデモビリティジャパン(李正旭社長、横浜市西区)、3月にステランティスジャパン(ポンタス・ヘグストロム社長、東京都港区)と提携するなど、エニカ事業で輸入車勢との関係を強化している。若年層の来店や試乗機会の確保を課題とする輸入車勢に対し、新規入会者の過半を20~30歳代が占めるエニカの強みを訴求し、提携先を増やしてサービス網の拡大につなげていく考えだ。