ドローン開発のACSL(鷲谷聡之社長、東京都江戸川区)とエアロネクスト(田路圭輔CEO、東京都渋谷区)は、国内初の量産型物流ドローン「エアトラック」の受注を開始したと発表した。LTE通信や一人称視点のカメラなどを搭載するドローンで、自動飛行レベル3(無人地帯における目視外飛行)を遠隔操縦で可能にした。トラック輸送との組み合わせによる効率的なラストワンマイル配送を提案し、新規需要の開拓を目指す。

 エアロネクストの機体構造設計技術「4Dグラビティ」による重心制御技術で、荷物の揺れを抑え安定した飛行を実現する。ペイロード(有効搭載量)は、ACSL従来機の3㌔㌘弱から5㌔㌘に拡大した。上方から簡単に荷物を積み込む方式など、利用者が分かりやすく扱える設計に取り組んだ。