ホンダは31日、昨年秋に東京都で開始した新車のオンライン販売サービス「ホンダオン」の対象地域に宮城県と山形県を追加したと発表した。若者を中心に地方でもオンラインで車を購入したいというニーズがあると見込んで対象地域を拡大する。

 ホンダオンは軽自動車や小型車を対象としたサブスクリプション(定額利用)サービスで、窓口をオンラインのみとしている。昨秋に都内でサービスを開始して以降、購入可能なユーザーを東京都民のみに制限していた。しかし、対象地域外のユーザーでも会員登録が可能で、この中には地方のユーザーもみられた。ホンダではオンライン販売のニーズに地域差はないと判断。まず全国でも自動車世帯保有台数が多い宮城県と山形県の地域とユーザーも対象に加えることを決めた。これにより、納車できる拠点数は従来、東京都の84拠点だったが、今後は3都県で138拠点に増加する。

(2022/4/5修正)