トヨタ自動車は30日、ハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド車(PHV)など電動車の世界累計販売台数が2月末で2千万台を超えたと発表した。同社によると電動車販売による二酸化炭素(CO2)排出抑制効果は約1億6千万㌧、ガソリン消費抑制量は6500万㌔㍑と試算している。

 同社の電動車ラインアップは、HVをはじめPHV、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)を合わせ63車種に及ぶ。累計販売台数で最も多いのが「プリウス」で577万台、次いで「カローラ」が223万台、「RAV4」が138万台と続く。地域別の累計販売台数は日本が約800万台、北米が500万台、欧州が400万台、中国が170万台。

 トヨタは2030年にEVの年間販売台数を350万台とする計画を掲げている。また、レクサスは30年までに欧州、北米、中国で、35年にグローバルでEV比率を100%とする。