トヨタ自動車は、仕入れ先が被災した影響によって生産を停止している国内6工場8ラインの稼働を28日から再開することを決めた。29日まで稼働し、30日以降の稼働については仕入先の状況などを精査して判断する。

宮城・福島沖で16日深夜に発生した地震で仕入れ先が被災し、部品供給の滞りを理由に21日から11工場18ラインの稼働を停止。24日以降は6工場8ラインで生産を止めていた。仕入れ先の被災による減産影響は3万台。半導体不足や仕入れ先のサイバー攻撃などの影響を合わせると、3月は計6万台の減産を見込む。

なお、ミニバン「ノア」「ヴォクシー」を生産するトヨタ車体の富士松工場第2ライン(愛知県刈谷市)は、地震の影響ではなく半導体不足によって生産を止めており、予定通り31日まで稼働を停止する。