ヤマハ発動機は24日、電動トライアルバイク「TY―E 2.0」を開発したと発表した。2018年に発表した初代「TY―E」をベースに、軽量化や剛性の最適化に貢献するコンポジット(積層材)モノコックフレームを採用したほか、前モデル比で容量を約2・5倍に拡大しながらも重量を約20%増に抑えた軽量バッテリーを搭載した。クラッチやフライホイールなどのメカニズムと微妙なグリップの変化を読み取る電動モーター制御の組み合わせでトラクション性能を向上した。

 6月以降、「2022年FIMトライアル世界選手権」へのスポット参戦を計画し、開発ライダーも務める黒山健一選手の出場を予定している。