ヤマハ発動機は17日、原付二種クラスに相当する電動スクーター「E01(イーゼロワン)」を日本、欧州、台湾などに実証実験用モデルとして7月から順次導入すると発表した。EVインフラやシェアリングビジネスの構築などを目指す企業や自治体、官公庁に導入する予定。日本では7月から100台限定でリースでの有償提供を始める。

 E01には独自の平角太巻線技術を採用した最高出力8.1㌔㍗の高効率な空冷永久磁石埋込型同期モーター(IPMSM)を採用。電池は車両固定型リチウムイオンバッテリーを採用し、満充電時には104㌔㍍を走行できる。エンジンブレーキの感覚を再現した回生ブレーキなども特徴だ。

 国内の実証実験は5月9日~22日までパートナーを募集する。リース料は月額2万円(税込み)。インドネシア、タイ、マレーシアにも導入する。