トヨタ自動車は3月17日、福島沖で最大震度6強を観測した16日深夜の地震の影響で、子会社のトヨタ自動車東日本(TMEJ、宮城県大衡村)の宮城大衡工場(同)、宮城大和工場(同県大和町)、岩手工場(岩手県金ヶ崎町)3工場で1直の稼働を停止したことを明らかにした。地震の影響で建物の天井はがれや一部の設備に被害が及んでいるという。安全を確認した上で再開する見通しだ。
地震が発生した16日深夜、2直稼働途中だったTMEJ3工場では従業員が避難し、その後の生産を停止した。人的被害はなかったという。エンジンなどを生産する宮城大和工場も同日の2直を停止したが、17日は1直から稼働を開始する計画。
今回の稼働停止による減産影響は精査中とする。仕入先や販売店の被害状況も現在確認中としている。