2008年9月のリーマンショックに端を発した世界金融危機では、世界中で自動車の需要が蒸発した。とりわけ、危機の震源地だった米国では新車販売台数が3割減少。米国依存度が高い日本の自動車産業も大きな影響を受けた◆ようやく需要が回復し始めた矢先の11年3月、今度は東日本大震災と原発事故が襲った。同じ年、タイでは大洪水が起き、自動車産業は再び混乱した。試…