元千葉科学大学危機管理学部教授

第二次交通戦争の1992年に交通事故の死者数は1万1452人、人身事故件数は69万5346件であったが、2021年に死者数は2636人、人身事故件数は30万5425件と大幅に減少した。この死者数や事故件数の減少は、若者にみられる自動車離れも一因に挙げられるが、交通社会を構成する人・車・道路交通環境に係わる様々な分野における事故防止対策や傷害軽減対…