NAPAC加盟企業のパーツを装着したレース向けグレードのトヨタ「GR86」

 日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(NAPAC、高瀬嶺生会長)は、2022年7月に開幕する「トヨタガズーレーシング(TGR)GR86/BRZカップ」に、NAPACの加盟メーカーがパーツの供給のほか技術サポートを実施する。この相互協力体制の発表を、東京オートサロンの会期中に行った。同レースで使用されるパーツ類はレギュレーション(競技規則)が確定する4月以降、全国のGRガレージでも取り扱いや販売が開始される予定。NAPACとしても会員各社の高品質な製品のアピールに力を入れていく考えだ。

 同レースはこれまで「TGR86/BRZレース」として、純正パーツの装着を基本とした車両で行われてきた。しかし、レース用として作られていない部品もあり、参加者からは「耐久性に不安があるとの声も多かった」と、レースを主催するトヨタ自動車のGR企画部モータースポーツ推進室の谷中耕平グループ長は語る。

 一方、GR86やBRZを対象としたアフターパーツは、NAPAC会員各社からも数多く発売されている。各種レースに参戦した経験からフィードバックされた製品は供給体制や品質管理、そして安全性が担保された車検対応品。こうした製品をGRガレージで取り扱うことに関して、谷中グループ長は「モータースポーツとの関わりをユーザーに知ってもらうことで、チューニングやカスタマイズを楽しむ間口を広げていきたい」と期待を寄せている。

 TGRGR86/BRZカップは、「クラブマンシリーズ」と「プロフェッショナルシリーズ」の2シリーズ展開で開催される。クラブマンシリーズではアルミホイールと変速機のオイルクーラーが指定部品として、デファレンシャルギア用のオイルクーラーが認定部品となる。プロフェッショナルクラスではこのほか、サスペンションとマフラーが採用されている。