整備士離れは、他業種に比べて低い賃金水準も影響している。厚生労働省の調査を基に月給と賞与を単純計算すると、整備士の平均年収は2011年度の298万円から20年度は406万円と大きく増加した。しかし、同省が20年に公表した最新の国民生活基礎調査では、全年齢の年収中央値が437万円で整備士とはまだ大きな差がある。電動化や先進技術への対応など整備士の負…