国内自動車メーカー6社の2021年における中国新車販売台数は、前年比0・8%減の515万8004台となった。トヨタ自動車が過去最高を更新したものの、残る5社が半導体不足などによる生産影響でマイナスとなり、明暗が分かれた。中国汽車工業協会によると、中国の年間販売台数は同3・8%増の2627万5千台となり4年ぶりにプラスに転じた。

 トヨタの21年中国販売は、「クラウンクルーガー」や「ハイランダー」、「ハリアー」など新型SUVの販売が好調に推移し、同8・2%増の194万4千台だった。そのうち、ハイブリッド車(HV)は同53%増の47万5900台となり、HV比率は25%に達した。

 一方、ホンダは半導体不足などの影響で同4・0%減の156万1540台となり、3年ぶりに減少に転じた。日産自動車も同5・2%減の138万1494台と2年連続のマイナスとなった。日産は乗用車が同6・4%減だったのに対し、商用車は同7・8%増と堅調に推移した。

 中国市場は18年から3年連続で減少していたが、中国汽車工業協会によると21年は生産・販売ともにプラスに転じた。中でも電気自動車(EV)などの新エネルギー車(NEV)が販売を大きく伸ばし、台数は350万台超、新車販売に占めるNEV比率は13・4%に達したという。

 12月単月の6社合計は、前年同月比6・9%減の55万3995台となり、トヨタを除く5社がマイナスとなった。トヨタは在庫不足によりレクサスがマイナスとなったものの、春節に向けた販売活動が奏功し、同26・2%増の22万9200台と伸長し、月販台数として過去最高を更新した。12月の中国市場全体は、同1・6%減の278万6千台だった。