BBSジャパン(北秀孝社長、富山県高岡市)は14日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕した「東京オートサロン2022」で、今年から4年間、FIAフォーミュラワン世界選手権(F1)で採用される統一ホイールに同社製品を独占供給すると発表した。

 今年からF1では大幅に技術規定が変更され、ホイールのサイズも13インチから18インチに変わる。北社長は「レースはわれわれのDNA。(同社製ホイールが)今年のF1をにぎわしてくれるのでは」と自社製品への自信を示した。

 米国のナスカーには今年から3年間独占供給するほか、日本のスーパーGTやスーパー耐久にも供給すると発表した。北社長は、ホイール製造で重視するポイントを「軽さ、強度、剛性を最優先にしながら、美しさと強靱性も大切だ」と説明。「(製品開発において)レースは実験場でもある。レース用と市販用は同じ機械、工程で作っており、レースで培った技術を市販用の商品にも生かしていく」と語った。