スズキが新型「アルト」の販売を一時的に停止していることが12月28日、分かった。初期に出荷した車両でカーテンエアバッグの不具合が判明したため。出荷も停止していたが、27日以降に生産した車両や工場側の在庫車両は「安全性の確認ができたため、出荷する」(スズキ)としており、順次販売も再開する見通し。
新型アルトは7年ぶりに全面改良して22日に発売したモデル。全面改良で標準装備したカーテンエアバッグの不具合が判明したため、出荷を停止していた。
初期に出荷し、すでに納車した車両もあるため、該当する車両は安全確認などのために「預かっており、必要な対応を施したうえで返却する」(同)という。試乗車にも不具合がある可能性があるため、販売現場では現在、試乗車の利用を停止しているもようだ。
カーテンエアバッグを採用している他の車種には影響はないという。該当する車種の市場措置は今後検討する。
(2021/12/29修正)