三菱電機は23日、一連の品質不正問題を受けて役員の処分を発表した。同日開催した取締役会および報酬委員会で決議し、漆間啓社長は報酬月額50%を4カ月間減額する。すでに退任している役員については、柵山正樹前会長が報酬月額50%を6カ月分、杉山武史前社長が報酬月額50%を6カ月分の返納を要請する。この他の現役役員についても報酬を減額し、退任した役員についても報酬の返納を要請する。
また、外部の専門家で構成する調査委員会が同日行った報告で、鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)で製造するETC設備に関する新たな不正が分かった。