2021年は自動車整備技術の高度化が一段と進展した1年だった。点検基準の改正で、10月から12カ月ごとの法定点検に「車載式故障診断装置(OBD)の診断の結果」の記載が加わった。車の電子化が進み、外観だけでは良否を判断できない装置の性能維持が目的になる。同時に、指定工場の保安基準適合証の交付に必要な条件も追加された。整備技術の高度化に対する整備業界…