豊田通商は16日、ケニアでトヨタ自動車「ハイエース」のセミノックダウン生産(SKD)を開始したと発表した。年産500台を計画する。

 同社はケニアにおいて、現地の「アソシエイテッド・ビークル・アセンブラーズ」(AVA)に委託する形でトヨタの「ランドクルーザー」と「ハイラックス」、日野自動車のトラックをKD生産している。今回の生産車種追加に伴う投資額は約7千万円で、設備や工具のほか、組立作業員の教育などに充てる。ハイエースの生産開始は11月9日。ケニアで乗り合いバスの「マタツ」として使用されている。同社は今回のKD生産に合わせて、バスサービスの品質向上を目的とした「MaaSパッケージ」の提供も開始した。