ジャン=フィリップ・アンパラトCEO

 ステランティスは、2027年にアルファロメオブランドを電気自動車(EV)専売とする。24年には同ブランド初のEVを投入し、25年以降に発売する新車も全てEVとする。日本市場でもグローバルと同様の商品展開を推し進め、他ブランドに先駆けてEVシフトを実現する。

 伊アルファロメオのジャン=フィリップ・アンパラトCEOが3日、日本のメディアとのラウンドテーブルの中で明らかにした。アンパラトCEOは「日本には高い技術と経験を有する42のディーラーがある。今後、世界で展開するものと全く同じものを日本でも展開する」として、国内にもEVを積極投入する方針を示した。

 メルセデス・ベンツやアウディ、ボルボ・カーなどが30年代のEV専売化を掲げる中、「5年以内に実現するのは世界でも最も早い計画」(同)となる。今後は車両展開に平行して、新規の電動アーキテクチャーも開発、投入する。