サポカー補助金は高齢者の事故防止に寄与

 経済産業省は、自家用の新車、中古車を対象にした「安全運転サポート車普及促進事業費補助金(サポカー補助金)」の申請受け付けを終了したと発表した。予算額を超過したため、29日到着分で打ち切った。

 サポカー補助金は、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い急発進抑制装置などを搭載した車両の購入および、後付けのペダル踏み間違い急発進抑制装置の装着を目的とした2種類の補助金で構成される。高齢者のペダルの踏み間違いなどによる事故防止が狙いのため、補助金の対象は65歳以上の高齢運転者とした。新車では、登録車で最大10万円、軽自動車で最大7万円を補助。また、中古車では最大4万円を支援した。

 2019年度補正予算で確保した財源で補助金を手当てしていたが、予算額の超過により、補助金制度自体のいったん停止を決めた。