カーメイトは、車両前後の高解像度録画と周囲・車内を記録できる360度ドライブレコーダーの新製品「ダクション360D(DC4000R)」を発売した。3つのカメラを搭載した業界初の新構造の採用で、360度カメラが苦手とする前方後方のクリアな録画を可能とした。量販店向けモデルやディーラー向けモデルなどを合わせて、年間10万台の販売を目指す。

 赤外線LED付き全天周カメラで、夜間車内の認識性を向上させた。フロントカメラは、画角を狭めて前方認識性を高め、低照度のノイズ表現に強い「オンセミCMOSイメージセンサー」の採用で、白とび・黒つぶれを防ぎ10㍍先のナンバーを認識できる。

 3カメラで最大12時間(前後録画)、360度カメラ単体では最大48時間(後録画)監視できる。パソコン用の再生ソフトも配布し、記録した映像の調整が可能なほか、「安心ぼかし機能」の導入でプライバシーを保護した動画作成もできる。

 価格はオープン。26日に行ったオンライン発表会で、徳田勝社長は「これからのドライブレコーダーは3カメラの時代になると見込んで投入した。今後は価格を抑えながら全天周型を全天球型にするなどの展開も模索したい」と述べた。