アルプスアルパインと子会社のアルパインマーケティング(石田宗樹社長、東京都大田区)は、スマートフォン(スマホ)アプリを高音質・高画質で再生できるディスプレーオーディオ「フローティングビッグDA」を12月下旬から順次発売する。スマホ中心のライフスタイルに変化したことを受け、アプリケーション連動が主軸の車載機器で新たなニーズの獲得を狙う。

 「アップルカープレイ」と「アンドロイドオート」に対応。独自開発のフルデジタルパワーアンプや低音ノイズを減らす高音質回路などを採用し、高級ピアノのような音色を目指した。音楽ストリーミングサービスの利用を想定し、ハイレゾ音源の再生にも対応する。

 7㌅、9㌅、11㌅のモデルを用意し、高精細なWXGA液晶を全モデルに採用した。「車種専用設計」のコンセプトも取り入れ、車種ごとに最適な音響空間を再現するほか、バックカメラのガイド線やオープニング映像の設定も可能にした。

 価格はオープン。オーディオ取り付けキットや指紋防止フィルムなどのアクセサリーも同時に発売する。