三菱自動車は8日、海外で展開するクロスオーバーMPV「エクスパンダー」を大幅改良したと発表した。SUVらしさを強調する内外装のデザインに変更したほか、環境性能や走行性能、利便性を高めた。インドネシアで生産、発売し、順次、東南アジアを中心に販売地域を拡大する。

 外装には重心が低いデザインに見せる水平基調のバンパーや立体的なスキッドプレートを採用。ヘッドライトにはTシェイプ型の新形状を取り入れた。

 パワートレインでは高効率無段変速機(CVT)を新たに採用し、低開度では燃費性能と静粛性、高開度では多段変速機に近い力強い加速フィールを実現。エンジンには外部EGR(排出ガス再循環システム)も初めて搭載した。電動パーキングブレーキも採用して快適性も高めた。同モデルは11日に開幕するインドネシア国際オートショーで展示する。