日産自動車は20日、「NV350キャラバン」のガソリン車を「キャラバン」に車名変更するとともにマイナーチェンジして発売した。内外装を刷新するとともに、先進安全装備を充実化して「セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」に対応した。
安全装備は衝突被害軽減ブレーキに歩行者検知機能を追加して全車標準に変更した。電子ルームミラーは上級グレードなどに標準化するとともに、一部グレードで標準化しているアラウンドビューモニターの機能性も高めた。
外装はフロントのグリルとバンパーを力強さを演出するデザインに変更。内装は黒を基調に落ち着いた雰囲気に仕上げた。ワゴンのみの装備だった疲労軽減シートは全車に標準装備した。
マイナーチェンジに合わせてグレード構成も見直した。個人ユースを想定して専用内外装を採用した最上級グレード「グランドプレミアムGX」をバンに設定。前型の「DX EXパッケージ」の装備を強化した「EX」も新設定した。4WD(四輪駆動)モデルも拡充した。一方で、「VX」とマイクロバスの「DX」、各グレードのマニュアルトランスミッション車は廃止した。
価格は241万2300~409万7500円(消費税込み)。