ホンダは4日、四輪車の新車オンラインストア「Honda ON(ホンダオン)」を開設したと発表した。同日から東京都内でオンラインでの新車の取り扱いを開始した。支払い金額が分かりやすいサブスクリプション(定額利用)サービスで、スマートフォンで商談から見積り、査定、契約などまでを完結できる。また、口コミ評価を参考に車種や納車・サービス拠点を選べる仕組みとすることで、販売店での購入経験がない若い世代の新規需要の創出にもつなげる。
ホンダオンは、ホンダ全額出資子会社のホンダセールスオペレーションジャパン(関勝之社長、埼玉県和光市)が開設した。
取り扱い車種は「N―BOX(エヌボックス)」「フィット」「フリード」「ヴェゼル」。購入方法はサブスクリプションサービスで、月額利用料(税込み)はオプション代や自動車税、メンテナンス費用などを含み、エヌボックスで3万1610円からに設定した。今後は現金払いや残価設定クレジットなど購入方法の選択肢を広げる。
購入者は納車とサービスを実施する拠点を都内のホンダカーズ84拠点から選べる。来年以降は順次、選択できるエリアを拡大する予定だ。