人気の「ヴェゼル」は納期の長期化が避けられない(写真はイメージ)

 ホンダは17日、8~9月の国内生産台数が当初計画の4割程度の水準になると発表した。半導体不足や海外のロックダウン(都市封鎖)で部品供給が遅れているため。10月上旬は7割程度になる見通し。

 8~9月の工場別の影響は、鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)が最も大きく計画の約3割にとどまる。埼玉製作所の狭山工場(埼玉県狭山市)は約6割、寄居工場(同寄居町)は約9割。10月上旬は鈴鹿と狭山が約6割で寄居工場は通常稼働になる。鈴鹿で生産する軽自動車やコンパクトカーの納期が長期化しており、「ヴェゼル」のハイブリッド車はタイプやカラーによって1年以上かかる場合があるという。